カルチャーギャップ 違いを感じたバスの待ち時間。(13日目/テカポ)

また話が少し前後するが、バスチケットを買う前に、マウント・クック村にある宿へ、電話を掛けることにした。

これはサラのアドバイスがあったからだ。

サラ
Did you reserve the hostel?(ホステルの予約は取った?)

このサマーシーズンは、マウント・クック村の宿は混んでいる。
しかも、マウント・クックには1つしかホステルがないらしい。
泊まるところがなければ、行っても引き返さないといけないとのことだ。

「地球の歩き方」で調べると、格安のユースホステルが1軒、あと、安めで相部屋のロッジが1軒載っている。

そういうわけで、この2軒に電話をしてみる。

電話はジェスチャーが通用しないから、すごく緊張する。

まずは一番安いユースホステル「マウント・クック・YHA」に電話。

プー プー プー ・・・話し中だ。


仕方ない、もう1軒の「アラキオ/マウント・クック・アルパイン・ロッジ」に電話をしてみる。

ロッジ受け付け
Hello! (やあ、アラキオ/マウント・クック・アルパイン・ロッジだよ!)

すごく愉快そうな声が聞こえてきた。

えだ:焦り
トゥデイ ワン マン オーケー?(今日1名泊まれる?)

一応・・・これで伝わるだろう。

ロッジ受け付け
Dmitry is a full. However, if it is a room of 144 dollars, it becomes empty.(相部屋は満室。でも144ドルの部屋なら空いてるよ。)

・・・高い。それは経済的にきついぞ。

えだ:焦り
ノー サンキュー。(いいえ、またの機会に。)

ユースホステルに空きがあるかもしれないので断った。
でもユースホステルは、今電話したロッジの相部屋より10ドル安い。空きがある可能性は低い。


もう一度ユースホステルに電話したが、繋がらない。

バスの時間が迫ってるし、現地着いてから確認するしかないか。
144ドルの部屋に泊まることも覚悟しなければ。


バスチケットを買って、バスの到着を待っていると、サラを見つけた。

えだ:挨拶
ハロー。
サラ
Hi. Get a reservation?(やあ、予約取れた?)
えだ:回答
ノー プー プー プー。(通話中だった。)

擬音語で分かってくれたか。


サラ
The bus is late. (バスが遅れてるみたい。)

バスの到着時間はもう過ぎていた。


バスを待つ間、サラと話をしていたが、どうも彼女は3ヶ月間のホリデーをもらっているらしい。

て、 日本じゃあり得ない!
ベルギーって、どういう社会システムなんだ?
どうして日本じゃ長期休暇を取れないんだ?

日本での就職は、長期旅行をあきらめるということを意味する。

仕事と趣味を両立できるなんて、理想的でうらやましいぞ。


そんなこんなで1時間遅れでバスが到着。

すごく、てきとーだな、このバス。

日本の交通機関は時間に正確すぎるって、どこかで聞いたことある。それに比べ、ニュージーランドは時間に対して神経質にならなくていい環境なんだろう。


バスを待つ間に、2つのカルチャーギャップを感じることになった。

  • 一言 日本を物差しに考えてはいけないか。