ロイのお店　アナありがとう。（6日目/アッシュバートン）

アナに車で送ってもらい、アッシュバートンに到着。
街の中心部から離れた酒屋で車を止める。

		Wait ! （待ってろ！）

この店に日本人の奥さんを持つニュージーランド人がいるということだが、アナの話だと、その人に会えば「It's OK !」ということらしい。つまり日本語話せる人なのか？

しばらくすると、店からお兄さんかおじさんか判断できない男の人がでてきた。

		How did you do it? （どうした？）

英語じゃん。

		It's OK ! （よかった、よかった！）

アナさん・・・どこらへんがOKなんだ？

どうやらアナは、俺が何言ってるか分からないから、とりあえずここに連れてきたらしい。
・・・てことは、今まで会話は成立してなかったのか？

そして、後は任せたという感じで、アナは去っていった。

えと・・・

アイ　ウォントゥ　ゴー　レイク　テカポ。（テカポ湖に行きたい。）

最初の目的地、クイーンズタウンは、今のペースだと全然到着できない。とりあえず150km先の湖を目標に変更。

		Then you should go straight this way. （だったら、この道をまっすぐ行けばいい。）

まさか歩いて行くとは思ってなく、酒屋の店員は特に驚かなかった。

ただ、今日はもう、この街で休もうと考えていたので、

バット　トゥデイ　サーチ　スリーピング　プレス。（だけど今日はもう、泊まれるところを探している。）

		OK. I try to hear...（よし、うちに泊められるか、妻に聞いてやる。）

えっ！？それは非常に助かるぞ。

酒屋の店員は自宅に電話して聞いてくれた。

		OK. wait...（大丈夫だ。妻が車で迎えに来るから、店の中で待ってな。）

サンキュー！！

店の中に入る。

		What's your name?（君の名前は？）

ゴンザブロー　エダ！

※登場人物の名前は全て仮名です。

		Go N Za Bu...

すごく言いにくそう。

覚えられないと思い、略した。

ゴン。ユア　ネーム？（ゴンでいいよ。あなたは？）

		Lloy. (ロイだ。よろしく。)

店内をちょっと見渡してみる。

へんな案内板がある。

Beer（ビールはあっち）、Wine（ワインそっち）、RTDs？分からん。それより外に向かってNew Zealandって書いてあるぞ。

ファット　イズ　ディス？（これは何？）

		The outside is New Zealand. (外はニュージーランドだ。)

たしかにそうだ。

そうだが・・・うん。まあ、おもしろい。

また店内を見ていると、日本酒を発見。

月桂冠。売れるのかなこれ？

呑みたい気もしたが、25ドルするし、バックに入らない。

それよりものどが渇いた。

ソフトドリンクも売っていたので、何か買おうとすると・・・

		チョット　マッテテ。

日本語使った。

すばらいい。
でも、会話は流石にむりだ。

ロイは奥からコーラをコップについで持ってきてくれた。

サンキュー！

500mmペットボトルが3ドルする国だから、とてもありがたい。

お世話になりっぱなしで、ロイの奥さんの到着を待つ。

		他力本願になってきたね。

• 一言　ロイのところへ届けてくれたアナには感謝。