聖夜 心を洗われるも汚れは落ちきらず。(19日目/ティマル)

聖夜のディナー。

クリスマスといえば七面鳥の丸焼き!

ミヨ
七面鳥はないね。たいていはチキンよ。

そうなのか、残念。
て、そういうこと言える立場じゃないし。


料理はみんなで持ち寄り、バイキング形式で食べた。
一番おいしかったのは、やっぱりミヨの作ったチーズケーキ。
この上品な甘さは、ニュージーランドの文化にはないんだよ。

ニュージーランドの料理は高カロリーなものばっかりだから、肥満で体をこわす人がいっぱいいる。
ミヨの料理が広がれば、肥満予防になるよ、絶対。

ミヨ
子供たちと遊んでくれたようだし、疲れたでしょ。
えだ:ウソ
はい。

・・・お許し下さい。クリスマスだというのに嘘をつきました。というか、見栄を張りました。

どちらかというと、子供たちと遊んであげたんじゃなくて、遊んでもらったんだ。
大人の威厳なんてものはみじんもない俺と、子供たちは同じレベルで、友達として遊んでくれた。

ディオ、コディット、すごく楽しかった。


海外でクリスマスを過ごした人が、「日本のクリスマスは意味が分からない。」て、口を揃えて言っているが、たしかにそうかもしれない。
根本的にクリスマスを祝う気持ちが違うからだろうか。

なんか心が洗われた。
わずかだけど純粋になれた気がする。

たぬ
子供たちで憂さ晴らしとかしてなかったっけ?

振り返ると、あまり心を洗われてなかったか。

それはともかく、人生で一番、心から楽しんだクリスマスだった。


ディオ
See you!(またな!)
えだ:挨拶
グッバイ!(立派な大人になれよ!)

お別れ。

帰りはミヨの運転で、ロイとコディットと俺を乗せ、イザベラの家を後にする。

思った以上に疲れが来た。はしゃぎすぎたか。
雪山登山した日より疲れてるし。

  • 一言 全力の一日だった。