水色の魚釣り でも釣れなかった。(11日目/テカポ)

テカポの中心街からほんのちょっと車を走らせ、魚釣りをするポイントへ向かう。

どこだかよく分からないが、大きな水力発電所の前だった。

さっそくボンが魚釣りを始める。

すごい色・・・!

ちょっと・・・水が水色すぎない?

絵の具を混ぜたようなミルキーブルー!
魚が住めるとは思えない、超自然的な色をしてる。


キーマも少し離れたところで釣りを始めた。

釣り竿は2本しかないので、俺は最初、2人が魚釣りを楽しむ姿をカメラで撮っていた。

全然釣れそうな雰囲気はない。

特にキーマのリールは壊れていて3mくらいしか針が飛ばない。

20分くらいすると・・・

ボン
Do you do? (やる?)

ボンが釣り竿を渡してくれた。

この子、背は160cmくらいあるけど、たぶん小学校中高学年。なのにずいぶん大人の対応ですなぁ。

ボンに替わり、魚釣りをする・・・が、実は、リールの使い方が分からない。
俺は浮き釣り専門なので。

ボン
It is raised, thrown out, returned, and rolled ・・・. (ストッパー上げて、竿振って針を投げて、ストッパー下げて、リール巻いて・・・)

ボンがジェスチャーも加えて説明してくれる。

すると、うまい具合に針が遠くまで飛ぶ。

えだ:感動
サンキュー!ナイス!(ありがとう!君はすばらしい!)
ボン
Fu・・・.

ボンは去っていった。


子供の楽しみを犠牲にして、釣りを楽しむ。

何度もルアーを飛ばしていると、だんだん気になってくる。

このミルキーブルーの中に、魚はいるの?
こんな色でも魚は呼吸できるの?
生態系の土台になる植物性プランクトンは光合成できるの?


釣りをしながらいろんな疑問を浮かべていると、後ろからキーマが近づいてきた。

キーマ
No fish. Let's change the place. (魚はいない。場所を変えよう。)

賛成。

  • 結局 魚が生息しているかは不明。