山小屋の現実 期待するのがおかしい。(14日目/マウント・クック)

「ボール・シェルター・ハット・トラック」は中盤以降、基本的に道がないようだ。

地表の見えないこの雪の中では特に、ルートを決める判断力が試される。


さて、こういうときは、ウサギの足跡を追って進もう。

ウサギの足跡

たぬ
遭難するよ。

遭難する前に、見つけることができた・・・

三角!?

三角形の明らかな人工物。
山小屋だ!

・・・ちっちゃいな。

ボール・シェルター小屋。5ドルの格安宿!

・・・思ってたより、みすぼらしいかも。

とりあえず、人生初めて泊まる山小屋。さっさと中に入ろう。

5人は泊まれるベッドがあるけど、他に誰か来るとは思えない。

そんなことより、寒いぞ。

山小屋には、暖かい暖炉があるって、勝手に期待してたのに・・・。

たぬ
勝手すぎ、その期待。


濡れた服や荷物を小屋の中に干す。

そして、「ボール・シェルター・ハット・トラック」ゴール地点からの眺めは如何なるものか、また外に出て見に行く。

ギリギリに立つと崩れ落ちる危険あり!

う~む、寒い景色だ!

はやく小屋に戻ろう。


そして、寝袋に潜り込み、小さくなって眠りにつく。

  • 一言 暖炉・・・暖炉が欲しい。