バックパッカー ニュージーランドらしい宿。(7日目/ジェラルディン)

自然豊かなニュージーランドでは、バック担いで一人旅をする若者が多いんだろう。
そんなバックパッカーに最適な宿が、名前そのままのバックパーカーだ。

バックパッカー外観

ジェラルディンのバックパッカー。大きな一軒家みたいな感じ。

建物の前には、何か見慣れぬ動物がいる。

リャマかアルパカかその他か・・・

リャマ? アルパカ?

たしかそんな感じの動物だったと思うが・・・分からん。

まあいいか。と、バックパカーの中へ入り、フロントで受付をする。

えだ:挨拶
ハロー。ワン ナイト プリーズ。(こんにちは。一泊したい。)
フロント
Hello. Welcome. Write it... (こんにちは。ようこそ。これ記入して。)

感じのいいここのオーナーらしき女性が対応してくれる。
というか、いままで感じの悪い人と会ってないような・・・。

宿泊に必要な紙の記入は、氏名や住所、パスポート番号を書いていけばいいだけなので、そんなに難しくはない。

ただ、料金の支払い時に、分からないことが出てきた。

宿泊料23ドル(だったかな?)+10ドル払わないといけないのだが、いったいこの10ドルって何だ?
付加サービスなんかだったらいらないので、詳しく聞いてみる。

えだ:質問
ディス テン ダラーズ ファットゥ?(この10ドルは何?)
多分オーナー
... morning of tomorrow... key... (明日の朝、鍵を・・・なんとかかんとか。)

聞き取れたのは、「明日の朝」と「鍵」だけ。
2つの言葉しか分からなくても、宿泊施設で10ドル払うべき行為に絞って考えれば、意味が分かるはずだ。

考えて・・・考えて・・・・・・・

やっぱり分からん。

そこで、コミュニケーション手法を変える。

えだ:懇願
プリーズ ドローイング。(絵で描いて。)
多分オーナー
...

オーナーは、ペンを持って何か描こうとした状態で固まってしまった。

多分オーナー
I cannot do it. (無理。)

絵なら分かると思ったが・・・残念。

結局、なんやかんやで、この10ドルは預かり金だということが判明。
明日の朝、鍵返すときに、このお金は返ってくるらしい。
この前クライストチャーチのホステルに泊まったとき同様、受け付け完了に30分かかった。

たぬ
各地の宿のフロント様、ご迷惑かけました。

それにしても、どの宿や店でも、嫌な顔ひとつせず、俺の無茶苦茶な英語を一生懸命理解しようとしてくれる。
接客の笑顔も、すごく自然で日常的な笑顔って感じがする。
フレンドリーという言葉がよく当てはまる。

えだ:感謝
サンキュー!

オーナーに、キッチン、トイレ、シャワー、リビング(全部共同)の場所を教えてもらい、最後に部屋へ案内される。オーナーが良いと、宿泊施設の快適さが違うな。


さて、本日の部屋。

この写真に写ってないベットで寝た。

3人部屋で、もう1つ右側にベットがある。

ベットの上にはキャラメルが置いてあって、せっかくなので頂いた。

何年ぶりに食べたことか・・・・あっ・・・

銀歯がとれた。なんてこった。


銀歯がとれたことを悔やみながら荷物の整理をしていると、部屋にもう一人宿泊客が訪れた。

背の高い男の人で、よろしくと握手を求められた。ポーランドから来た人で、多くは話さなかったが、この人もまた感じのいい人だった。

ただ、ミヨからの忠告は肝に銘じなければ。
部屋を離れるときは、パスポート、財布、カメラ、航空券などの貴重品は持ち歩くこと。
日本人はいい物持ってるイメージが定着してて、しかも警戒心が低いから、いいカモになるらしい。

確かにホント、カモだと思う。

とても盗難が起きる雰囲気はしないが、忠告どおり貴重品は全て持ち歩いて行動した。


夕方から夜にかけ、雷をともなう豪雨となった。今日は野宿しなくてよかったよ。

そんな雨の中、もう一人同じ部屋に泊まる人がやってきた。
背の高い男の人・・・て、日本の成人男性のちょうど平均的な身長の俺からすれば、みんな大きいよ。

彼はちょっと強面だったので・・・なかなか話しかけられなかった。
最近英語があまりにも通じないから、話す勇気がでてこないのも確かだ。


まあ、ともかくバックパッカーで泊まるのは、なかなか良い。
ベットで眠れるのは幸せだし、設備が一通り揃っている。
それに、おそらく同じような目的で集まっている人たちだから、会話の中で得られるものがあるはずだ。今後頑張ろう。基本、人見知りなので。

  • 一言 バックパッカーはこれからも利用していきたい。