罠の正体 後日判明したのだが・・・。(12日目/テカポ)

マウント・ジョンの頂上には、きっと有刺鉄線の向こうに見た、道らしい道を登っていけば着けるだろう。
道に復帰するため、草木を押し分け、引き返してゆく。


有刺鉄線のところまで戻り、慎重に乗り越える。
電流は流れてなかった。

そして、やっとまともな道に戻り、登っていくと、林を抜け、視界が開けてきた。

山頂間近

頂上が近い。

頂上が近づくにつれ、何か建物が見えてくる。

天体観測所

天体観測所だ。

※テカポは晴天率が高く、空気の透明度が3000m級で、天体観測には最適の場所らしい。

しかし、天体観測所までの道の途中・・・

行き止まりじゃないらしい。

道がふさがっている!立ち入り禁止か?

ここに来るまでも、一度こういう道のふさがった場所に出くわした。
そのときは違う道を行って、いつの間にか迷った。

※後から聞いて分かったことだが、これは通行止めではなく、木の台を踏み台にして進むところ。
この先進めるので、俺のように道をはずしてはいけない。


木の踏み台は、上から見ると「×」に見えて、通行止めだと、その時は解釈した。

道がふさがってるならしょうがない。

あたりを見て、一番高いところへ突き進むことにした。
もう、道なんてお構いなし。


しばらく登ると、草の生えてない、山頂らしき場所へ到着した。

荒野か?

テカポ湖の反対側は殺風景だ。牧場が広がっていると思うけど、色がくすんでて荒野にも見える。


それに対して湖側。

山に映る雲の陰とか、なんか超自然的。

またもや現実感を失いそう。

上から見下ろすテカポ湖の景色は、街から見たときと全然違う。

どこかの芸術家が創ったかような・・・そのまま現実として、美しいと受け入れることができない景色。
昨夜見た星空と同じ、作り物のような感じを受けてしまう。

  • 一言 俺の感受性が弱いのか?